All Articles

Raspberry Pi Zero WHにOSインストールして起動するまで

Published 24 Dec 2018

RaspberryPi再入門

RaspberryPiは2系の頃に一度購入してしばらく遊んでいたのですが、徐々に持て余してしまい埃をかぶっていました。最近になって職場で些細な定例作業をRaspberryPiにやらせようという話になり、近頃の動向を調べたところ再び興味が復活しました。

当時はなかった、Zeroという小型のRaspberryPiシリーズも出ているということだったので手始めにこちらをいじってみることにしました。 Raspberry Pi Zero WH

やること

何はともあれ、OSをインストールしないことには始まらないので、まずはRaspberryPi ZeroにOS(Raspbian)をインストールします。

Raspberry Pi Zero WH

RaspberryPi Zero WHは無線通信(802.11 b/g/n,Bluetooth4.1)モジュールとピンヘッダーを搭載しており、メモリは512MBでmicroUSBポート2つ(片方は電源)とminiHDMI出力を備えています。 RaspberryPiに比べるとスペックやインターフェースは劣るものの、サイズがだいぶコンパクトになっており大きさは半分以下です。

お値段はどこで買うかによるので一概に言えないですが、概ね2000円未満とかなりお手頃な値段設定です。 今回はケースやケーブル付きのセットを購入したのですが、それでも3000円以下に収まりました。安いですね。

作業環境

  • Raspberry Pi Zero WH
  • microSD 32GB (Transcend class10)
  • Mac(High Sierra)

なお、マイクロSDは昔のRaspberryPiのOSがインストールされた状態から、フォーマットし直して利用します。

作業準備

RaspberryPiにOSインストールする方法はいくつかあります。今回はその中でもマイクロSDカードに直接OSイメージを書き込む方法を取ろうと思います。

NOOBSだとなぜかブートに失敗する…

実は、NOOBSというOSインストーラを利用した方法がより一般的なようで、実際前回RaspberryPi2でOSインストールした時には、そちらの方法でインストールしました。 しかし、今回同じ方法を試したところ、なぜかブートに失敗してしまうようで、RaspberryPiにNOOBS入りのマイクロSDを挿して電源を繋いでも応答せずLEDも点灯しませんでした。 そのため、諦めて直接イメージに書き込む方法に方針転換しました。この原因は結局わかっていません…

OSイメージのダウンロード

OSはRaspbianを使います。OSイメージはこちらからダウンロードできます。 Raspbianのダウンロードページには、3種類イメージが置いてあるのですが、その中から「Raspbian Stretch with desktop」を使いました。 結構大きいファイルなので、ダウンロードには少々時間がかかります。 raspbianダウンロードページ

OSインストール用マイクロSDの準備

別のRaspberry Pi(たしか2とか)に利用していたマイクロSDを使います。そのため、再フォーマットし直します。

ここがちょっとハマりどころでして、購入した状態のマイクロSDであればMacのディスクユーティリティから簡単にフォーマットを実行することができるのですが、以前にRaspberryPiで使用していて再フォーマットを行いたい場合には、bootとRECOVERYというボリュームしか認識されず、コマンドラインから以下の手順で再フォーマットする必要があります。

まずターミナルを開き、下記のコマンドでディスク一覧を確認します。

$ diskutil list

このコマンドでフォーマットの対象となるディスクを確認します。 普通disk0とdisk1はシステムディスク(Macintosh HD)となるため絶対にフォーマットしてはいけません。LinuxとかbootやRECOVERYと表示されているディスクを探します。接続済のディスクにも依りますが、私の場合はdisk2がマイクロSDでした。

対象ディスクを確認したら、下記のコマンドでフォーマットを実行します。当然、中身は削除されるため注意してください。

$ diskutil eraseDisk MS-DOS [Disk名] [対象Disk]

ここで、Disk名はフォーマット後のディスク名、対象Diskはフォーマット対象ディスクで私の場合は diskutil eraseDisk MS-DOS RASPBERRYPI disk2 としました。

これでフォーマットも完了し、準備完了です。

OSイメージをマイクロSDに書き込み

OSイメージの書き込みには、etcherというアプリケーションを利用しました。 etcherをインストールののち起動すると、「OSイメージの選択」、「書き込み先の選択」、「実行」の3ステップで終了です。簡単です。 書き込みが完了したら、マイクロSDを取り外してRaspberryPiの方に挿し替えます。 etchar画面

RaspberryPiの起動

マイクロSDを挿したら、モニターとキーボードに接続してから、電源を接続します。ちなみに電源は外側の方のminiUSBで供給します。 電源を接続すると自動的に起動しOSのインストール処理が始まります。 正常だとここでRaspberryPiの基板上の緑色LEDが点滅し、Raspberryマークがモニターに表示されると思います。 RaspberryPi接続

ブートがうまくいっていない場合、電源を繋いでもLEDの点滅もなく、モニターへの出力もないため、初期不良と全く区別がつきません。 電圧を測ったりPCと接続して挙動を確認するなど、初期不良や故障と切り分ける方法もあるらしいです。

起動後しばらくはCLI画面で処理が続きますが、そのうちGUI画面が立ち上がってきます。 その後パスワードの再設定要求とWifiの設定が求められます。 Wifiの設定を行うと、パッケージのUpdateを行います。Updateはそれなりに時間がかかりました。

パッケージUpdateが完了するとGUIのデスクトップが表示されインストール作業は完了となります。 Raspbian Desktop

これから

一旦、OSインストールが完了したので、一通りRaspbianを見て回ろうかと思います。 このところDebian系OSを触る機会がそんなになかったので、コマンド周りも復習しつつという感じです。 また、今回RaspberryPiに再び手を出したきっかけの一つに画像撮影があるので、近々カメラモジュールにも挑戦して見たいと思っています。

参考

Published 24 Dec 2018

主にWeb技術に関するブログ
Michihiko on Twitter